柔道整復師の学費は安い?それとも高い?支援制度を利用してみよう
柔道整復師になるためには、大学もしくは専門学校へ通って養成課程を修了する必要があります。それに伴い、入学金・授業料・実験実習費・施設費といった学費を用意しなければなりません。金額は学校によって異なりますが、最低でも200万円と高額な費用がかかるようです。そこで、学費の支払いをサポートする支援制度について紹介していきます。
目次
柔道整復師の学校に通いたい!学費を無理なく支払うには?
柔道整復師を目指す上で求められる学費は、そう気軽に支払える金額ではありません。ただし、学費の負担を軽減できる方法は複数あるので、入学を考えているなら要チェックです。
学費を節約するなら夜間部
柔道整復師の専門学校では、夜間部を設置しているケースがあります。夜間部は夜18時くらいから授業がスタートするため、日中働いているサラリーマンやフリーターの人でも通学可能です。
夜間部は昼間部に比べて一日あたりの授業時間が短く、総授業時間数も少ないので、その分だけ学費も安くなっています。働きながら通学できることも踏まえると、学費の負担をかなり抑えられるのです。授業時間が少ないといっても、必要な養成課程はすべて組み込まれているため、学べる内容に大きな差異はありません。もちろん、国家試験の受験資格要件も満たすことができます。
ただし、授業時間が少ない分、ある程度は自習でカバーすることも必要です。また、働きながら通学する場合、仕事と学業を両立することになるので、時間的な負担はどうしても大きくなります。忙しすぎて身体を壊してしまうことがないよう、健康管理にも注意しなければなりません。
ハローワークから給付金を受けとる
社会人が専門学校に通う場合、柔道整復師に関する学科が厚生労働省の「教育訓練給付制度」の対象講座であれば、給付金制度を利用できる可能性があります。一定の要件を満たすことで、教育訓練のために支払った学費の一部や、訓練中の生活費をハローワーク経由で支給してもらえるのです。
給付金にも様々な種類がありますが、柔道整復師に関連するものは「専門実践教育訓練給付金」「一般教育訓練給付金」「教育訓練支援給付金」の3種類です。
・専門実践教育訓練給付金
「専門実践教育訓練給付金」は、教育訓練経費の50%を支給してもらえる制度です。1~3年次で最大40万円ずつ、さらに資格を取得して就職も決まった場合はプラスして年間上限額48万円が支給されます。支給額が最も大きい制度ですが、その代わり要件も厳しくなっています。
・一般教育訓練給付金
「一般教育訓練給付金」は、教育訓練経費の20%(最大10万円)を支給してもらえる制度です。「専門実践教育訓練給付金」に比べると支給額は少なめですが、要件は緩くなっています。
・教育訓練支援給付金
「教育訓練支援給付金」は、訓練中の生活費を支給してもらえる制度です。離職直前の6ヵ月間に支払われた賃金から基本手当を算出し、その80%に相当する金額が支給されます。訓練中は失業状態でなければならないため、夜間部の学生は利用できません。
奨学金制度を利用する
日本学生支援機構の奨学金制度も選択肢の一つです。奨学金は大きく分けると、「貸与型」と「給付型」の2種類が存在します。
・貸与型
「貸与型」は返済義務が課せられる奨学金です。無利息の第一種奨学金、利息付きの第二種奨学金に分類されます。第一種奨学金は将来的な負担を軽減できる代わりに、審査基準が厳しく設定されています。また、借りられる金額も少なめです。
一方、第二種奨学金は利息を付けて返済しなければならないため、負担はやや大きくなります。その代わり、要件が緩く借りられる金額も多いので、利用しやすい奨学金です。学生の多くは第二種奨学金を利用している現状があります。
・給付型
「給付型」は返済義務がない奨学金です。メリットが大きい分、審査基準もかなり厳しくなっています。2020年4月からスタートする新制度によると、給付型奨学金の対象者になれば、大学・専門学校の学費も減額、または免除されるとのことです。
学校の支援制度を利用する
学校によっては、独自の支援制度を利用できます。例えば、特待生試験に合格すると学費を免除、他の資格を持っていると授業を一部免除といったものです。また、学校独自の奨学金制度を導入しているケースもあります。支援制度の内容は学校ごとに異なるため、資料やホームページでしっかり確認してください。
国の教育ローンを利用する
日本政策金融公庫が提供している「国の教育ローン」や、銀行・信販会社の学費ローンを利用する選択肢もあります。貸付金額や返済方法はそれぞれ異なるため、こちらも資料やホームページでよく確認しましょう。
学費の問題は解決できる!
柔道整復師は「人々の健康を守る」という大切な仕事を担っているので、社会にとっても必要不可欠な存在です。政府もそれを踏まえて、柔道整復師を目指す人たちをサポートするため、充実した支援制度を用意しています。これらの支援制度を活用すれば、学費の問題を解決することはそんなに難しくありません。「お金がないから……」と諦めてしまう前に、利用できる支援制度についてよくチェックしてみてください。何らかの解決策がきっと見つかるはずです。
柔道整復師の専門学校に通い、柔道整復師の資格を取得。
卒業後接骨院で4年間勤務し、その後サンキュー整骨院グループの創設メンバーとして働き始める。
現在は柔整業界を引っ張るサンキュー整骨院グループの人事として、
自らの経験をもとに柔道整復師として働く人のために有益な情報を発信しています。
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