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柔道整復師養成施設は大学と専門学校のどちらを選ぶべき?

柔道整復師になりたいなら、まずは学校選びが重要となります。国が柔道整復師養成施設として指定する大学、もしくは専門学校に必ず通わなければなりませんが、大学と専門学校はかなり性質が異なるため、どちらを選ぶべきか迷ってしまいがちです。そこで、養成施設の概要も踏まえつつ、大学と専門学校の違いを解説していきます。

柔道整復師養成施設とは?

柔道整復師の国家試験を受ける場合、国が指定する柔道整復師養成施設に3年以上通学して、必要な知識と技術を学ぶ必要があります。これは国家試験の受験要件にも含まれているため、養成施設の過程を修了しない限り、柔道整復師には絶対になれないということです。

養成施設は大きく分けると、大学と専門学校の2種類に分類されます。大学と専門学校をすべて合わせると100校以上あるため、地域や目的に応じて選択可能です。どの学校を選んでも受験要件は問題なく満たせますし、国家試験の合否に直接影響することもありません。ただし、通学年数・カリキュラム・コース・生徒の年齢層などがそれぞれ異なっているので、自分に合った学校を選ぶ必要があります。

規制緩和により養成施設が急増

以前、柔道整復師養成施設は厚生省(現:厚生労働省)の行政指導によって、施設の新規開設が制限されていました。しかし、平成9年に起こった「柔道整復師養成施設不指定処分取消請求事件」がきっかけで、状況は大きく変わることになったのです。
この事件は「養成施設を新たに開設するので、国から指定して欲しい」という申請に対し、当時の厚生大臣が指定を行わないという処分を下したものです。その理由は「柔道整復師の従事者数は相当に増加しているため、施設を新たに設置する必要性は見いだし難い」というものでしたが、申請側は当該処分に不服があるとし、裁判所に提訴しました。

その後、数回の裁判が行われた結果、平成10年8月に裁判所から判決が下され、厚生省は「養成施設の指定規則を満たしていれば、設置を認めて指定する」という方針に転換しました。
この判決以降、養成施設の数は急増することになります。規制緩和前は14校だけでしたが、平成25年4月には107校まで増加したのです。

大学と専門学校の違いは?

柔道整復師養成施設は全国各地にたくさんありますが、一つ一つの学校を検討するにあたって、まずは大学と専門学校の違いを押さえておきましょう。

大学で学ぶ場合

柔道整復学科のある大学では、4年間の学校生活を送ることになります。柔道整復師に関する学問はもちろん、一般教養科目も合わせて学べることが大きなメリットです。興味のある科目を選択して、自分が好きなように時間割を組めるため、単位不足にさえ注意すれば、時間をかなり有効に活用することができます。

また、大学なら大卒の学士資格も手に入るため、一般企業への就職において有利となります。さらに、大学院へ進むという選択肢が用意されていることも、大学ならではの特徴です。そのため、柔道整復師以外の進路も検討したい、もしもの時に備えて保険を残しておきたいという人は、大学に向いていると言えます。

その他、大学に入学してくる生徒は18歳の高校新卒が大半なので、若い世代なら同年代の友人を見つけやすいこともメリットです。4年間の学校生活は、決して楽しいことばかりではありません。辛い場面や苦しい場面も出てきますが、そんな時に心を許せる友人がいると、勉強へのモチベーションも上がるというものです。このような点も踏まえて、充実したキャンパスライフを楽しめることも魅力でしょう。

専門学校で学ぶ場合

専門学校は基本的に3年制なので、大学より1年早く卒業して国家試験を受けることができます。柔道整復師として大学生より先にデビューできる分、現場でいち早く実践経験を積めることがメリットです。実際、専門学校では独立開業支援を行っていたり、柔整業界との太いパイプを持っていたりするケースが多いので、独立・就職にも有利に働きます。

さらに、専門学校のカリキュラムは柔道整復師の国家試験に特化しているため、必要な科目だけを集中的に学ぶことができます。就職・資格所得を目的する実習も大学に比べると多いため、進路を柔道整復師1本に絞り込んでいるなら、専門学校のほうが向いているでしょう。

また、専門学校によっては夜間部を設置している場合もあります。だいたい18~19時から授業が始まるので、昼間は会社やアルバイトで働いている人にオススメです。
その他の特徴としては、生徒の年齢層が幅広いことも挙げられます。30~50代の生徒がいることも珍しくないため、年齢を気にせず通えることもメリットと言えるでしょう。

自分のスタイルに合った学校を選ぶことが大切

大学と専門学校どちらを選んでも、柔道整復師を目指すことはできます。しかし、カリキュラムや学習環境、雰囲気などは学校によってそれぞれ異なるため、どの学校を選べば正解なのかは一概に言えません。少なくとも3年以上は通うことになるので、自分のスタイルに合った学校を選ばないと、モチベーションが続かなくなる可能性もあります。そのため、学校を選ぶ際は必ずオープンキャンパスや学校見学に行って、自分の目と耳で確かめるようにしましょう。

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