首の筋が痛い方必見!原因と自宅でできる対処法を紹介
首はいつも頭を支えています。頭の重さは体重の約1割なので、体重50kgの女性でも頭部だけで約5kgあることになり、首の負担は非常に大きいです。
姿勢が悪くなると、首への負担がさらに増します。慢性的な首の凝りを感じている人のなかには、姿勢が悪い人もいるのではないでしょうか。
少しでも痛みを和らげる方法を知っておくと、とっさのときに役立ちます。また単純な筋肉の凝り以外にも、首の筋が痛くなる原因があります。原因に応じた対処法も紹介します。
目次
首の筋が痛いときに考えられる原因とは?
首の痛みの原因はさまざまです。ここでは、主な原因を4つ解説します。
寝違え
無理な体勢で長時間寝ていると、首の筋肉が固まります。その状態から急に動かすと、痛みや違和感が起こります。筋肉が緊張していたり、軽度の肉離れのような状態になったりしているので、首を動かそうにも動かせません。枕の高さや硬さが合っていない場合にも、寝違えは起こります。普通は丸一日ほど経てば治りますが、ひどい場合は1週間ほど痛みが引かなかったりもします。
寝違えにも種類があり、筋膜(筋肉の表面を覆う膜)が損傷している場合と、筋肉の中心部が傷ついている場合とがあります。首を右に回したときに左側が痛ければ、筋膜が傷ついていると考えられます。反対に、首を右に回したときに右側が痛ければ、首の筋肉の中心部分が痛んでいる可能性が高いでしょう。一般的には筋膜が傷ついた場合のほうが、痛みが強く、回復に時間がかかるといわれています。
捻挫
寝ているときに頭がのけぞっていたりすると、頸椎が捻挫をすることがあります。関節の靭帯、腱、軟骨などに傷がつく症状が捻挫です。一般的にいわれる「むち打ち」も、頸椎の捻挫です。ラグビーなどの激しいスポーツや交通事故などでも、頸椎は捻挫します。
頸椎の靭帯が損傷すると細かな組織が散らばり、おもに白血球がそれを掃除しようと患部に集まります。この作用で炎症が起こります。しかし、白血球は血管内にあり、散らばった繊維は血管外にあります。そこで身体は血管を拡張させて、白血球を外に出そうとします。このとき、損傷した組織から作られる痛みの物質(発痛物質)も一緒に外に出そうとするので、痛みを感じるのです。
神経痛
姿勢が悪かったり、長時間同じ姿勢を続けたりすると、頸椎の神経の出口部分が圧迫されおもに首の後ろ側に、電気が走るような痛みやしびれが感じられます。腕や手がしびれたり、力が入らなくなったりするのも、神経の圧迫が原因です。
なんらかの病気
頸椎症(けいついしょう)や頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニア、動脈瘤(どうみゃくりゅう)、髄膜炎(ずいまくえん)、上咽頭(じょういんとう)がんなどが原因で、首に痛みが出ている可能性もあります。
頸椎症とは、頸椎そのものが変形した結果、頸椎から腕へと伸びる神経や脊髄が圧迫されるため、首の後ろなどに痛みやしびれが起きる病気です。頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎の椎間板(骨と骨との間にある軟骨)が飛び出て、神経や脊髄を圧迫し、やはり痛みやしびれを伴う病気です。
どちらも首の凝りや筋肉痛を除くと、特に多く見られる首の障がいです。放置しておくと悪化しやすいので、早めの受診が必要となります。
動脈瘤は動脈の一部が「こぶ」のように膨らむ病気です。動脈瘤は大きくなると周辺の組織を圧迫するので、痛みにつながります。動脈瘤が破裂すると、血液が血管の外に流れ出るので激しい痛みを伴います。
鼻の奥から食道までを咽頭といい、その上の部分にできた悪性腫瘍を上咽頭がんといいます。初期の段階から首のリンパ節に転移しやすく、首のしこりで見つかる場合があります。
首の筋が痛いときにおすすめの対処法を紹介!
首筋が痛む場合の応急処置の方法はいくつかあります。患部の炎症を緩和する、首の骨への負担を軽くする、首周りの筋肉をほぐすなど、症状に応じて使い分けてください。
アイシング(患部を冷やす)
寝違えは捻挫同様、ある種のケガです。寝違えたり捻挫したりした直後から2~3日はアイシングで一時的に炎症を抑えるよう努めましょう。痛みを和らげる効果が期待できますが、長期間冷やすと筋肉の血流が悪くなり、回復も遅くなるため、長くても1週間程度で切り上げましょう。痛みが引いてきたら、温めるケアに切り替えます。血行が改善され、筋肉の緊張も緩和していきます。
また、寝違えは痛みがある状態で温めると、炎症がひどくなるので注意してください。入浴するのもできれば避けたほうがよいでしょう。
神経痛の場合は、患部が腫れたり熱を持ったりしないので冷やすよりも温めてケアします。
顎置きを作る
首の痛みが強いときは、「顎置き」を作ると楽になることがあります。タオルやマフラーを首の周りに巻いて顎を安定させると、頭の重さを首以外に分散できるので首の負担も軽くなります。あくまでも顎を安定させるのが目的なので、息苦しくなるほど巻く必要はありません。
仕事で人に会うなど、顎置きを作るのが難しい場合は、腰にコルセットをつけてみてください。コルセットで背骨がまっすぐ伸びると、首を支える筋肉への負担が軽減されます。
ストレッチや体操を行なう
首を動かしてもつらくない場合は、ストレッチなどの軽い運動をするのも良いでしょう。首周辺の血行が良くなり、痛みや凝りが緩和されます。ただし、痛みがあるときには無理をしないようにしましょう。筋肉の凝り以外の原因も考えられるので、医者の診断を仰いでください。
首の筋肉を緩めるストレッチ
- 正面を向いて、姿勢を正しくする
- 両肩を真上に引き上げながら、息を吸う
顔の位置が下がらないように、前を見続けます。 - 息を吐きながら、両肩を落とす
首だけでなく、肩や肩甲骨周辺の筋肉をほぐす効果もあります。 - 1~3を、3~5回繰り返す
顎を回して、首の筋肉を緩めるストレッチ
- 正面を向いて、身体の力を抜く
- ゆっくりと顎を回す
小さな円が徐々に大きくなるように、顎の先端で円を描きます。 - 右回しと左回しを、それぞれ2~3回ずつ行なう
首の筋が痛い場合、病院へ行くことも検討しよう!
首の痛みの原因は多岐にわたります。筋肉の凝りだけならまだいいのですが、痛みの原因が神経や骨などにあったり、病気のサインだったりする恐れもあります。原因をはっきりさせないと、ケアをしていたつもりでも逆効果になる場合もあります。痛みがなかなか引かないときは、素人判断で決めつけるのではなく、医療機関への受診をおすすめします。
柔道整復師の専門学校に通い、柔道整復師の資格を取得。
卒業後接骨院で4年間勤務し、その後サンキュー整骨院グループの創設メンバーとして働き始める。
現在は柔整業界を引っ張るサンキュー整骨院グループの人事として、
自らの経験をもとに柔道整復師として働く人のために有益な情報を発信しています。
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