柔道整復師の転職先なら介護業界がアツい?おすすめの理由や働き方を解説

近年、柔道整復師の需要はさまざまな業界で高まっていますが、その一つとして挙げられるのが介護業界です。実際、デイサービスや特別養護老人ホームで働いている柔道整復師は多く、転職先として検討する価値は十分にあるでしょう。

今回は介護業界への転職がおすすめの理由をはじめ、柔道整復師の働き方や転職後の収入について解説します。柔道整復師として介護業界への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

【柔道整復師】介護業界への転職がおすすめできる4つの理由

柔道整復師の転職先としてなぜ介護業界がおすすめなのか、理由を4つに分けて解説します。

柔道整復師の需要が高まっているから

日本は世界トップクラスの長寿大国であり、それにともなって高齢化問題が深刻化しています。特に2007年以降は、65歳以上の高齢者割合が全人口の21%を超える「超高齢社会」に突入し、介護業界における人材確保が急務となっている状況です。

柔道整復師は身体機能・運動機能に関する専門家であり、いざというときには骨折・脱臼・捻挫・打撲の応急処置もできます。そのため、高齢者の世話をする介護業界から、頼れる存在として需要が高まっているのです。

仕事を通じて幅広い知見を得られるから

一般的な整骨院で働く場合、業務内容は施術がメインとなります。受付や事務に関する業務も行ないますが、仕事が限定的になりやすいことは否めません。また、整骨院では同業者と一緒に働くことがほとんどなので、新しい知見を得られる機会はそれほど多くないでしょう。

一方、介護業界であればケアプラン作成や機能訓練など、施術以外のさまざまな業務に携わることができます。介護福祉士・看護師・理学療法士といった他業種の人たちと一緒に働く機会も多いため、幅広い知見を得やすく、自分自身のキャリアアップにもつながるでしょう。

比較的残業が少ない傾向にあるから

職場にもよりますが、整骨院に比べると介護業界は比較的残業が少ない傾向にあります。時間ギリギリに患者さんが来院したり、予約時間が急に変わったりすることもなく、計画的に働きやすいといえます。
休みも取りやすいため、仕事とプライベートを両立させながら、メリハリをつけて働けるでしょう。

大きなやりがいを感じられるから

整骨院の場合、ほとんどの患者さんは症状が改善すると来院しなくなります。もちろん、施術自体はやりがいが大きい業務ですが、患者さんとの関係が終わってしまうと、それは薄れてしまうかもしれません。

それに対し、介護業界では利用者の日常生活にも寄り添いながら業務を行なうので、利用者との付き合いも必然的に長くなります。「この人のために働きたい」という思いが湧きやすく、結果的に大きなやりがいを感じやすいでしょう。

【介護業界への転職】柔道整復師の働き方を知ろう!

柔道整復師として介護業界で働く場合、基本的に「機能訓練指導員」もしくは「ケアマネジャー」のどちらかを選ぶことになります。介護業界への転職を考えるなら、それぞれの業務内容や注意点を押さえておきましょう。

機能訓練指導員として働く

機能訓練指導員とは、介護施設などの利用者が自立し、充実した生活が送れるよう支援することを目的として、できるだけ身の回りのことを一人で行なえるようにサポートする職業です。利用者が日常生活を送るうえで欠かせない心身機能を評価し、その結果に基づいて適切な訓練を行ないます。

保有している資格によって業務内容は大きく変化しますが、柔道整復師の場合は身体機能・運動機能に関する機能訓練がメインです。実践訓練だけではなく、機能訓練計画書の作成・見直しや体力測定といった業務も行ないます。

ケアマネジャーとして働く

ケアマネジャー(介護支援専門員)とは、要介護・要支援に該当する人がきちんと介護保険サービスを受けられるようサポートする職業です。機能訓練指導員は直接的な介護・介助を行ないますが、ケアマネジャーはケアプラン作成や各関係者との面談調整など、事務仕事がメインとなります。

他の介護職よりも待遇面は良いですが、その分ハードルも高い仕事です。ケアマネジャーとして働くためには、柔道整復師などの国家資格を取得し、かつ介護業界で5年以上の実務経験を積み重ねなければなりません。そのうえで、介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、実務研修を受けて「介護支援専門員」という公的資格を取得する必要があります。

柔道整復師が介護業界に転職すると収入はどうなる?

柔道整復師として介護業界に転職するにあたり、やはり気になるのが収入面です。一般的な整骨院で働く場合、平均月収は20万円~50万円程度になります。独立開業に成功すれば、年収1,000万円超えを実現できる可能性がありますが、そう簡単なことではありません。

それに対し、介護業界の平均月収は機能訓練指導員なら20万円~35万円程度、ケアマネジャーなら25万円~35万円程度が目安です。整骨院と比較すると下限は同じくらいですが、上限は低めとなります。その代わり、介護業界は残業が少ない、休日が多いなどのメリットがあるので、一長一短といえるでしょう。

なお、整骨院でも介護業界でも、職場や経験によって収入は大きく変化するため、上記はあくまで参考程度にしてください。

柔道整復師の転職先として介護業界を検討してみよう!

2020年9月現在、日本の高齢人口率は28.7%です。4人に1人が65歳以上の高齢者であり、今後も増え続けるといわれているため、介護業界ではさらなる人材確保を求められることが予想できます。

高齢になると身体機能や運動機能が衰え、転倒によるケガも多くなります。それらに対処できる柔道整復師は介護業界にとって心強い存在なので、今後も需要は高まっていくでしょう。現在、柔道整復師として働いている方も、転職先の候補として介護業界を検討してみてはいかがでしょうか。

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