柔道整復師になるには?必要な勉強・資格・学校を徹底解説

怪我や病気の治療をするだけでなく、スポーツや美容の分野でも活躍できるとして、ここ数年人気を集めている職業が柔道整復師です。実際、柔道整復師として独立・開業するために、脱サラして柔道整復系の学校へ進学する方も決して少なくありません。そこで、柔道整復師とはそもそもどんな仕事なのか、また柔道整復師になるために必要な勉強・資格などについて徹底的に解説していきます。

柔道整復師とはどんな仕事?

柔道整復師とは、一般的に接骨院・整骨院の先生を指します。正確に言うと、柔術を起原とする「柔道整復術」を使って、骨折・打撲・捻挫といった筋骨格の症状の治療を行う、国家資格を有する専門家のことです。

柔道整復術は骨や関節を元の位置に戻す「整復法」、患部を三角巾や副木で固定する「固定法」、損傷した組織を回復させる「後療法」の3種類が基本となります。外科手術を行わない「非観血的療法」であり、投薬治療も行わないことが大きな特徴です。最近は柔道整復師が活躍するフィールドが広がっているため、スポーツトレーナーや美容クリニックの先生として見かけることも多いでしょう。

柔道整復師になるためには、高校卒業、あるいはそれと同等の資格を得た後、柔道整復師の養成課程がある学校で受験資格を取得した上で、国家試験に合格しなければなりません。この養成課程のある学校について、次で詳しく解説します。

柔道整復師になるために通う学校の種類と特徴

柔道整復師の国家試験を受けるためには、まず柔道整復師養成課程のある学校に入って受験資格を取得する必要があります。学校はたくさんありますが、専門学校と大学、短大のいずれかで、柔道整復師になるために必要な知識や技術を3年以上学ばなければなりません。

柔道整復師の受験資格が得られる専門学校の特徴

厚生労働省の管轄となる柔道整復系の専門学校は、全国に100校以上もあります。受験資格の取得条件は、厚生労働大臣が指定した養成課程99単位以上(2,750時間以上)を修得し、学校を卒業することです。
柔道整復コースは基本的に3年制が多いため、4年制大学に比べると早く卒業・受験できます。在学期間が短い分、費用を抑えられることもメリットです。

また、夜間コースを設置している学校も多いため、日中働いている社会人でも学ぶことができます。日中の通学より授業料が安い、生徒の年齢層が高いなど、夜間コースならではの特徴も魅力です。

柔道整復師の受験資格が得られる大学・短大の特徴

一方、柔道整復系学科を設置している大学・短大は文部科学省の管轄になります。4年制大学は全国で13校、短大に至っては1校と専門学校より数がかなり少ないため、選択肢も限られてきます。4年制大学の場合、時間と費用がかかってしまうのもネックです。

しかし、専門学校にはないメリットもあります。まず大卒資格が手に入るため、一般企業への就職を検討する時に有利です。さらに、柔道整復系の専門的な学問だけではなく、一般教養など幅広く学べる点も見逃せません。また、大学ならではのキャンパスライフは、特に高校を卒業したばかりの若い方にとっては大きな価値があるでしょう。

柔道整復師になるための国家試験

柔道整復系の専門学校・大学などを無事卒業できれば、国家試験の受験資格が手に入るため、1つ目のステップはクリアです。柔道整復師の国家試験は、公益財団法人「柔道整復研修試験財団」によって行われます。

柔道整復師国家試験の概要

国家試験の概要については、以下の通りです。

【受験資格】
高校卒業、あるいはそれと同等の資格を得た後、文部科学大臣もしくは都道府県知事に指定された養成施設にて、3年以上必要な知識および技能、卒業に必要な単位数(99単位以上〈2,750時間以上〉)を修得し卒業した者または卒業見込みの者

【試験日】
毎年3月

【試験地】
北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

【試験科目】
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論、関係法規

【試験方法】
筆記試験(マークシート方式・四肢択一)

【合格レベル】
必須問題80%以上(全30問中24問以上正解)、一般問題60%以上(全200問中120問以上正解)を両方とも満たして合格

なお、試験方法については1988年(昭和63年)の法改正で、実技試験がなくなりました。その代わり、受験資格を手に入れるためには、国家試験より前に行われる認定技能審査(柔道実技と柔道整復技術)に合格しなければなりません。

柔道整復師の試験に合格するための勉強方法

柔道整復師の国家試験に合格するためには、学校の教科書を読み込むことが欠かせません。なぜなら試験問題は、主に教科書から出題されるからです。国家試験の過去問や模試もありますが、まずは教科書をインプットすることから始めましょう。
それが終わったら、次は過去問によるアウトプットがオススメです。過去問を解きつつ、わからないところがあれば教科書で再確認……といった勉強法を繰り返せば、学力は着実にアップします。

また、過去問の傾向によると、出題数が多い科目は解剖学・柔道整復理論・生理学です。特に解剖学と柔道整復理論については、全体の40%を占めるので、重点的に勉強するべきと言えるでしょう。

合格率が高くても油断は禁物!

2019年に実施された柔道整復師国家試験の合格率は65.8%となっています。過半数を超えているため、比較的合格しやすいように思えますが、実は試験自体の難易度は上昇傾向にあるのです。実際、1992年(平成4年)時点の合格率は80%以上でしたが、それ以降はほぼ減少し続けています。

そのため、柔道整復師を目指すなら、受験資格を取得できる学校に入ることはもちろん、筆記試験対策にもしっかり取り組まなければなりません。出題傾向をチェックして、効率的に勉強しましょう。

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