腰痛とぎっくり腰、整形外科と整骨院はどっちが最適?
ぎっくり腰の激痛に悩まされた際に、整形外科と整骨院のどちらで治療を受けるべきか悩まれる方は少なくありません。どちらも骨や筋肉などを専門に扱う治療院ということで、一般の方にとってはぎっくり腰の処置にはどちらが適しているのか判断が難しいことでしょう。
今回は、そうした疑問に答えるべく、整形外科や整骨院の特徴を踏まえてどのように対応すべきかについて紹介します。
目次
ぎっくり腰になったら整形外科と整骨院、どっちに行く?
ぎっくり腰を発症してしまうと、身動きが取れないほど痛みが大きいこともあると思いますが、痛みが少し落ち着いたら早急に治療院(整形外科もしくは整骨院)に行くべきです。ここでは、ぎっくり腰になった際に、どのような行動をとり、整形外科と整骨院のどちらに行くべきかについて解説します。
ぎっくり腰はまず治療院へ
ぎっくり腰を発症してしまった場合は、程度が重い場合には痛みが少し落ち着くまで安静にしてから治療院(整形外科もしくは整骨院)に行って治療や症状の緩和を目指すことが優先されます。治療院に行くことの大きなメリットとしては、治療院で適切な処置を受けることで痛みが緩和されること、根本的な原因を改善することによりぎっくり腰の慢性化予防効果が期待できることの2点です。
また、痛みの原因となる炎症が発症後48時間にわたって生じるので、初期段階でアイシングなどの炎症を抑える処置を取ることが非常に重要になります。もし、発症初期の段階で痛みが我慢できる場合でも我慢は厳禁です。というのも、初日よりも2日目3日目に痛みのピークが来て、急に身動きが取れなくなってしまうこともあるためです。
特に、どんな姿勢をとっても楽にならない場合や胸にも痛みがある場合、悪性腫瘍の病歴がある場合などは、ぎっくり腰以外の病気が潜んでいる可能性もあるため、病院での検査を早急に受けるべきです。
整形外科と整骨院の特徴は?
ぎっくり腰の治療や施術を受ける際の候補となる整形外科と整骨院の特徴は以下の通りです。
・整形外科
整形外科では、医師による病名の診察やレントゲン撮影、薬の処方などをしてもらうことができます。原因が不明な場合や椎間板ヘルニアを発症している場合など、レントゲン写真に基づいた医師の診察を希望する方は、まず整形外科を受診すると良いでしょう。
形外科は、健康保険が利用できることや診察に基づいた薬を処方してもらえるといったメリットもあります。
・整骨院
整骨院は、国家資格である柔道整復師の有資格者によるマッサージや電気治療、鍼灸などの伝統的な手法による施術が行われます。
柔道整復師は医師ではないため、レントゲン撮影や薬の処方は行われませんが、患部だけではなく骨盤や背骨のゆがみ、インナーマッスルの強化など、身体全体のバランスを見ながら施術を施していく院が多いという特徴があります。
整形外科が患部に対して手術や痛み止めを処方する西洋医学的なアプローチであるのに対して、整骨院は東洋医学的なアプローチであるといえます。
ぎっくり腰はどっちで治すべき?
ぎっくり腰をどちらで治すべきかという問題は、症状や経緯によって人それぞれではありますが、まずぎっくり腰の強い痛みを発症したときには、安静にしてから整形外科に行くのが無難です。整形外科にて、病名や症状の診断を受けたり、痛み止めなどの処方を受けたりしてから、必要に応じて整骨院で痛みの緩和や根本の原因の対策を考えていくのもおすすめです。
多くの整形外科では、対症療法的な治療や痛みの緩和には適しているものの、根本が改善されないこともあるためです。整骨院にて身体のバランスをみてもらうことで、ぎっくり腰の慢性化や完治の早期化が期待できます。
ぎっくり腰の治療方法と、なったときの禁止事項
ぎっくり腰を発症してしまったときに、慌ててしまって間違った対処をすることによって痛みが悪化してしまったり、回復が遅くなってしまうこともあります。そのような事態を防ぐために治療方法(応急処置)と注意事項(禁止事項)について紹介します。
ぎっくり腰の応急処置
ぎっくり腰の応急処置の原則は、RICE(安静、アイシング、圧迫、挙上)です。
- R:Rest(安静)・・・無理な体勢を取らないこと。腰やその他の骨・筋肉に負担を与えないことが重要
- I:Icing(アイシング)・・・患部を冷やして炎症を抑えること
- C:Compression(圧迫)・・・コルセットなどで患部を圧迫すること
- E:Elevation(拳上)・・・患部を心臓よりも高い位置に上げること
この原則を元に、まずは痛みが治まるまで待ちましょう。
ぎっくり腰になったときにしてはいけないこと
では、ぎっくり腰になってしまったとき、やってはいけないことは何でしょうか。
- 無理な体勢を取ったり、無理に動いたりすること
痛みが強くなってしまったり、身体の他の部分が痛んだりする原因になることがあります。さらに、炎症がひどくなり治りが遅くなってしまう可能性もあります。 - 患部を温めること
患部を温めると、炎症が悪化してしまう可能性があります。ぎっくり腰の場合は、アイシングが基本です。 - 飲酒
アルコールを摂取すると、状態の悪化を招いてしまいます。必ずご自身で判断せずに、専門家の方の意見を聞くようにしてください。 - お風呂に入ること
発症後48時間は入浴を避けるべきです。専門家に相談して判断しましょう。 - 治療院に行かずに放置してしまうこと
ぎっくり腰の治療・改善は対応が早ければ早いほど痛みも抑えられやすく、回復も早くなる傾向があります。我慢せずに早めに治療院に行きましょう。
ぎっくり腰の治療・施術する院は症状や状況に応じて選ぶ
整形外科と整骨院のどちらがぎっくり腰の改善のために最適かについては、症状や状況によって異なるため、一概にはいえません。
しかし、整形外科は、現在の痛みの緩和や患部の短期的な治療に向いており、整骨院は痛みの慢性化の防止や身体全体のバランスを整えたいとき、どうしても痛みが取れないときの改善などに適しています。ぎっくり腰が慢性化して悩みの種とならないように、今回の記事を参考にしていただけたら幸いです。
柔道整復師の専門学校に通い、柔道整復師の資格を取得。
卒業後接骨院で4年間勤務し、その後サンキュー整骨院グループの創設メンバーとして働き始める。
現在は柔整業界を引っ張るサンキュー整骨院グループの人事として、
自らの経験をもとに柔道整復師として働く人のために有益な情報を発信しています。
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「患者さんが納得のいく治療+コミュニケーション」が大切だと考えています。
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