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2011年香川県の専門学校では、各整骨院による会社説明会が行われていた。
多くの学生が四国内での就職先を求めていた。
「僕は結構人見知りなので、人に声をかけるっていうのが苦手でした。だからこそ、都会に出て挑戦したいなっていう思いがありました」

田中は真っ先にある会社のブースを訪れた。その名はサンキューグループ。都市部を中心に多くのグループ院を持つ有名な整骨院だ。担当の男は会社の方針を田中に説明した。
「患者様が1番ではなくて、スタッフが1番っていうところを仰られていたので、それがすごく印象に残りました」

ふとその時、男がしていた腕時計に目が止まった。それはプロサッカー選手が愛用する高級時計で、田中が憧れていたもの。
「腕時計好きなんですけど、僕がサンキューグループに入社したら、それ買えますか?って聞くと、買えますよって言われたんですよ」

即、見学を申し込んだ。数か月後、見学と同時に受けた面接で見事採用。国家試験も猛勉強の末合格と、まさにとんとん拍子での入社だった。

しかし、入社前にある不安を抱いていた。
「お給料もそうですし、人間関係もそうですし、仕事をちゃんと教えてもらえるのかどうか……」

こんな自分は本当にうまくやっていけるのか。
「勉強だけは本当にできなかったので。頭が悪かったわけではないと思うんですけど」

しかし、そんな田中を待っていたのは驚きの連続だった。出社初日の夜、帰りが遅くなるのを覚悟していた。だが、院が閉まるとスタッフが一斉に帰っていく。時計を見るとまだ8時30分を回ったばかり。業界の常識では考えられない速さ。

さらに、給料日には求人通りの初任給が振り込まれていた。

人事担当:林田「代表の馬越も私も柔道整復師ですし、柔道整復師のために環境を全力で整えている会社なんです。
例えば、お給料の面ですとか、帰りの時間ですとか、社会保険の完備であるとか、交通費全額支給ですとか、スタッフのために作られたグループであると思っています」

それはサンキューがスタッフを家族として大切にしているから。

「一か月間現場に出ず、研修を受けました。技術的なところはもちろんなんですけど、患者様とのコミュ二ケーションのとり方とかも教わって」

心配だった研修を終え、新人研修を終えて初めて施術した患者は優しそうなおばあちゃんだった。

「”すごく体が楽になって早く歩けるわ、ありがとう”っていうのは最初の患者様に言われて嬉しかったです」

上司に何でも相談できる日報、昼休み後に行われる勉強会と、学べる機会は存分にあり、スポンジのように技術や知識を吸収し、施術の経験を重ねた。

その一年半後、田中は新店舗の院長を任されることになった。それは成績が良かったからではない。

代表:馬越「決して勉強ができるとか仕事ができる人ばっかりを求めてるわけではないです。一緒にその業界で患者様の役に立ったり、スタッフの役に立ったり、家族の役に立ったり、そういう熱い気持ちを持った人に入ってきてもらいたいです」

学生時代成績も最悪で口下手だった田中が、唯一誰にも負けないもの、それは成長したいという強い思い。

「人間力はすごく大事だと思っているので、やっぱりそれがある人は年齢問わず、いろんなことにチャレンジできると思いますし、チャレンジする機会が多ければ多いほどチャンスを掴む機会も多いと思います」

苦手でいい、恥ずかしくてもいい。大切なことは逃げないこと、挑戦し続けること。

今、田中の腕には念願の時計が。だが、田中がサンキューで得たのは時計よりもかけがえのない宝物だった。

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人間関係

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