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1999年、京都に一人のサッカー少年がいた。激しい練習を重ねていたある日、彼の腰に猛烈な痛みが走った。
「歩けないぐらいやったので親に抱えて行ってもらったのを今でも思い出します」

病院に行っても痛みは消えず、藁をも掴む思いで整骨院を訪ねたのだが、
「電気、マッサージそれだけでした」

痛いから来たのに専門用語を並べて、"様子を見ましょう"と言われるだけの治療に愕然とした。そんな中、少年は決意した。

「自分自身の経験から、やっぱりこういう人を救いたいと思って、まず柔道整復師の学校に行こうと思いました」

だが専門的な勉強は想像以上に難しく、成績も良いとは言えなかった。

そんな中で馬越は驚きの行動をとった。

「勉強しながら整骨院のことを知らないといけないと思いましたので、3年間で200軒ぐらい回って、色々勉強させてもらいましたね。
先生の雰囲気もそうですけど、治療内容は数を見ないと分からないので」

そして卒業後は、自分が体験した整骨院の中で一流と確信した治療家の元を訪ね、修行を始めた。

「治療もそうなんですが、テーピングとか包帯とかギブスとか、そういうことが他の人と比べてなかなかできませんでしたね」

テーピングをすると、指から汗がしたたり落ちて剥がれる始末。

「もう量ですね。量しかない。同じ量をやってできていなかったら、その倍頑張るしかないです。先輩の先生にしっかり教えてもらうことを重点的に励みました」

馬越は血がにじむような努力を重ね、数年後には院長に選ばれるまでになった。

更に独自の治療法(B&M背骨ゆがみ矯正法)を極め、それを広めるために独立するに至った。

院は開院と同時に評判を呼び、あっという間に超繁盛院に。

だが、全てが順調に進むはずもなく、馬越は新たな壁にぶち当たった。

「最初はスタッフ4人で始まったんですが、次の5人目が入ってきたとき、私たちが施術に追われており、きちんと教えることができなくて」

ちゃんと教えたい、そう思っても気持ちばかりが空回りするだけ。

数か月後、その新人スタッフはみんなについていけず、院を去った。

「その時、経営者として、治療家としてずっと孤独は感じていたのですが、スタッフから”1人で考えないでください”っていう言葉をいただいて。1人じゃないんだなと。協力してもらったり助けてもらったりしながら一緒に伸びていかないといけないんだと痛感しましたね」

自分は1人じゃない、仲間がいるから頑張れるんだ。

そして馬越は変わった。仲間と支え合うことを会社の理念とし、業界では考えられないほどの労働環境の改革を次々に始めた。

10年後の今、サンキューは全国40ヶ所以上に広がり、創業者馬越のもとに集まった若者たちは一流の治療家へと育っていく。

しかし、サンキューが求める人材は成績が優秀な者や、高い技術力を持つ者ではない。

「私たちは人間力が一番大切だと思っていますので、治療技術より人間力を重視しております」

ここには本気で挑む人間を笑う者はいない。つまずき悩む人間に手を差し伸べない者もいない。

「色々な整骨院を見る中で、そのうち1つに私たちのところを選んでください。

そして見学に来てください。びっくりされることが多いと思いますが、そこを1つの基準として、これからの就職選びの参考にしてもらえると私も嬉しいです。

私たちの整骨院は、熱い気持ち、元気さ、明るさを持っていれば、誰でもうまく働くことができます。是非お待ちしております」

待遇

安心して楽しく働ける
待遇と勤務形態

研修制度

初心者でも安心の
研修・育成プログラム

人間関係

スタッフ同士が支え合い、
助け合う文化